研究
分娩前後における異常出血の統計的観察
赤池 ふ志ゑ
1
,
石田 勝子
1
,
大塩 もと江
1
,
尾坂 良子
1
,
塩谷 満枝
1
,
関沢 克子
1
,
竹田 優子
1
,
豊田 トミ
1
,
宮崎 満寿子
1
,
吉岡 京
1
1京都大学医学部付属助産婦学校
pp.52-55
発行日 1966年7月1日
Published Date 1966/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611203234
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はじめに
産科における異常出血の大半は,直接母体の生命に危険を招きやすく,みのがしがたいものである.厚生統計協会の昭和40年度の妊産婦死亡原因においても第2位を占めていて妊娠中毒症につぐ24.2%という高率を示している.
このようなことから産科分野に携さわる私たちは,いっそうの注意力を持って異常出血を未然に防止し,かついったん出血が起これば早急に原因をつきとめて適確な処置を施し,産婦の生命を救わなければならない.そのためには産科における異常出血に対する知識を深めることが大切である.
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