特別レポート
精神予防性無痛分娩法の一考察
勝島 喜美
1
,
田原 和子
2
,
北村 キヨミ
3
1国立公衆衛生院
2札幌医科大学病院
3社会保険横浜中央病院
pp.33-37
発行日 1966年7月1日
Published Date 1966/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611203226
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I.はじめに
産痛はできるだけ軽く,できることならば,無痛で出産したいとすべての妊産婦と助産婦は願っている.このためにいろいろな無痛分娩法がこころみられている.精神予防性無痛分娩法もこれらの一方法である.本法は産前からその原理を教育し,出産時に産婦がその原理にそうように行動すると同時に,一方助産婦もその原理にそった助産看護を行なうことによって,その効果が期待できるものである.
今度,出産時における産婦の態度から産痛の程度を判定し,産痛をより軽減するためには,どのように改善すべきかを目的として本調査を行なった.
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