グラビヤ
安心感と誇らしさを—配慮と工夫をこらしたマタニティ・ウェア
pp.2-8
発行日 1966年1月1日
Published Date 1966/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611203102
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妊婦の保健ということが,在来のようにただ羅列的な,したがってそれぞれの妊婦の物心両面の生活やその他身体的な相違ということに細かい配慮も払われていない,ごく一般的なものではもはやいけなくなったので,一歩すすんで,それぞれの妊婦に適切な指導をするといった段階にこれからの工夫が向けられてきています。
マタニティ・ウェア(妊婦の服装)という問題について,極端にいえば医師も助産婦も,今まではいわゆるLサイズで間に合わす,といった考えに終始していたのではないでしょうか。しかし,すでにいろいろの配慮・工夫を各方面でやっていた先覚者がないというわけではありません。たまたま都内のあるデパートで取材をしてみたところ,たいへんに上述のような趣旨にかなったようなものに思われたので,ここにそのいくつかを紹介します。
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