特集 会陰保護
病産院の会陰保護法
4施設の助産法の紹介
日赤式
清水 すみ江
1
1日赤産院附属助産婦学校
pp.22-24
発行日 1964年9月1日
Published Date 1964/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611202821
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会陰保護の目的は,児頭通過によって起こる会陰裂傷を予防し,このために生じる出血や創傷感染などを未然に防ぎ,かつ児の安全な娩出をはかることである.助産婦は会陰裂傷の原因,会陰保護の要領などを会得し,さらに産婦の協力を必要とする点から,妊産婦の産前教育をすることにより,介助者と産婦が一体となってすることにより,効果をあげることができると考える.その原理は変わるものではない.会陰保護を正しく行なうには,時々刻々に変化する自然の分娩機転に応じた技術でなければならない.
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