グラビヤ
日本人には日本流のお産を 大阪住友病院産科の運営と設計
森 新太郎
1
,
石原 隆良
2
1住友病院産婦人科部
2医学書院大阪出張所
pp.2-8
発行日 1962年11月1日
Published Date 1962/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611202427
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住友病院の産科の特色は何といってもその病室にある。「日本人には日本式のお産があるはずだ」という森新太郎部長の考えが作り出した新しい"母子同室"の形である。
戦後,アメリカ式の母子別室制が各病院でとり入れられた時も,従来の日本式のお産の"良さ"を何とかして活かしたいと考えていろいろ研究を重ね,母校である岡山大学の前産婦人科教授八木日出雄博士や現教授橋本清博士の助言も得て作りあげたのが,この独特の形式である。
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