—聖路加国際病院看護手順委員会編—看護手順

　日々進歩する医学につれて看護業務の内容が複雑になり，看護に多くの期待がもたれる今日，看護管理の基本をなす看護手順の必要性が一層たかまりつつある．この時にあたり聖路加国際病院看護手順委員会による「看護手順」の出版は，臨床看護40年余の研究が立派に結実され，日本の看護の大きな業跡として敬意を表する次第である．

　著書は，非常に明確に各項の内容が計画され，図解，写真が適切に用いられているので，多忙な看護業務の中で，業務の準備にたいする確認さらに評価，反省の資料として，又臨床実習をする看護学生にとつても学習意欲をたかめ，魅力的によくととのえられている．