意見 使いやすい沐浴槽と沐浴室の位置
現状批判と理想についての4つの意見
Ⅰ.理想的な沫浴槽についての意見
笠原 トキ子
1
1関東逓信病院産科
pp.33-35
発行日 1959年12月1日
Published Date 1959/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611201810
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「うぶ湯」をつかうには,日本では昔から"タライ"がつかわれていたが今日では,病産院や又家庭等でも,色々の形や材料の沐浴槽が使用される様になつて来た.しかしこれらの中で本当に沐浴が理想的に行われる様によく考えられたものは少ないのではないだろうか.
家庭に於ての沐浴とことなり,病産院等では1個の沐浴槽を用いて多数の新生児の沐浴を行なわねばならないし,又褥婦に対する指導,出生直後の処置(特に仮死の蘇生術)等にも使うことを考えると,これらのすべての場合に都合のよいようなものを備えつけることが必要だと思われる.
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