口絵
農村の新しいくらし—農家生活改善発表大会から
pp.8
発行日 1959年6月1日
Published Date 1959/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611201691
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明るい農村,近代的な農村をめざして,生活改善普及員が活動をはじめてから,ほぼ10年を経た.以来農村の生活はつぎつぎと改善されて来ている.
3月の11,12,13日の3日間,農林省で「第7回農家生活改善発表大会」が開かれた.集つた人々は,北は北海道から南は沖縄に至るまで,全国48人の人々の実績発表が行われた.この報告を見ると食生活の改善,ことに栄養のバランスについての改善を扱つたものが非常に多く,ついでグループ活動というもののあり方やその反省,ついで嫁と姑の問題解決が多く見られた.報告は少かつたが「自由時間をうみ出す工夫」とか「いこいの日を設けて」とかいう第1回の発表には見られなかつた題目も見られ,農村の婦人達のめざましい生活意識の向上がうかがわれた.
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