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助産婦という名称の始まる迄
森島 侃一郎
1
1東邦大学
pp.61-65
発行日 1957年3月1日
Published Date 1957/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611201236
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助産婦なる名称は大正の中期迄用いられていなかつた.雑字類編という徳川末期に出来た事典の中に助産婦のことを
収生媼,収生婆,収生嫗,坐婆,生婆穏婆,穏媼,蓐母,助産なる名称があつて,既に助産の文字があつても産婆なる文字は無かつた,しかし民間では「とりあげばば」「ことりばば」なる名称で行われていた.
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