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助産婦と産科医
小林 茂雄
pp.69-71
発行日 1955年6月1日
Published Date 1955/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611200874
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歴史上から見ると,助産婦(産婆)という一つの職業の出たのは,後世のことで太古には無論,そんなものはなかつたが,しかし何等かの形式に於いて,助産婦の役をした者のあつたことは,事実の証するところである.
産科医も同様で,お産の時には,産科医の手を煩わすことが多くあつた.人に依つては産科医は難産などの時でなければ,必要がないと云つて,産科医に診てもらうことを,好まない者もあるが,産科医には難産の時ばかりではなく,安産の時でも,一応診て貰う必要がある.
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