口絵
妊婦診察法(1)
久保 博
1
1国立東京第二病院産婦人科
pp.2-7
発行日 1953年4月1日
Published Date 1953/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611200313
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妊婦の診察に際しては産科学的診察法の視診,触診,聴診,測診等妊娠診断のための診査は勿論行わねばならないが初診の際には全身の診察も必要であつて特に腎の検査,梅毒の血清診断,淋菌の検査は行わねばならない。吾々は日常次に述べるような順序に妊婦の診察を行つている。
先ず問診が終つたならば,身長,体重の測定を行う(第1図,第2図)妊婦に於ては体重は前半期には除々に後半期に比較的急速に増加が見られるがあまり急激に増加する場合は潜在浮腫を疑わねばならない。
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