講座
ホルモンによる妊娠診断法
古賀 康八郞
1
1弘前大学
pp.11-13
発行日 1952年12月1日
Published Date 1952/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611200223
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
妊婦の血液中には卵胞ホルモン,黄体ホルモン,性腺剌戟ホルモンが著しく増加し,之等は尿中に多量に排泄されるので,その証明によつて妊娠を診断する色々の方法がある。
そのうちで絨毛性腺剌戟ホルモン(絨毛組織から分泌される所謂前葉ホルモン樣物質)は妊娠の早期から多量に尿中に排泄されるので,之を証明する方法が一般に應用されている。その代表的なものはアッシュハイム・ツオンデツク氏反應,フリードマン氏反應,ヒキガエル妊娠反應である。
Copyright © 1952, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.