書評
木村大輔 編「6ステップで組み立てる理学療法臨床実習ガイド—臨床推論から症例報告の書き方まで」
内山 靖
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1名古屋大学大学院医学系研究科リハビリテーション療法学理学療法学講座
pp.254
発行日 2020年3月10日
Published Date 2020/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552201899
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このたび,『6ステップで組み立てる理学療法臨床実習ガイド—臨床推論から症例報告の書き方まで』が,木村大輔氏を編著者として刊行されました.
本書は,臨床実習を学ぶ際の(1)理学療法技術,(2)自己学習,(3)思考の3つの視点から,臨床実践での理学療法の流れに沿って,学生の行動を6つのステップに分割して整理されたものです.論理的に他者へ説明する手段として,三角ロジックを適用しながら極めて身近な話題を取り上げ,対話形式を交えて,事前準備,目標の抽出,仮説の立案,問題点の抽出と優先順位の決定,治療プログラム立案・実践,効果判定・今後の方針からなる理学療法の流れを解説しています.
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