書評
福原俊一 著「臨床研究の道標―7つのステップで学ぶ研究デザイン」
上羽 康夫
1
1京都大学医療技術短期大学部
pp.46
発行日 2014年1月10日
Published Date 2014/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552110368
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最近発刊されたこの本は,科学的視点に立って臨床研究論文を発表したいと考える医療関係者には必読の手引き書である.リハビリテーション医療に従事する医師,コメディカル・スタッフ,および卒論に着手する学生諸君には真に貴重な本である.もちろん,学会発表や論文作成を指導する教員や指導者も臨床研究法を正しく知るべきであり,それに必要な7つのステップをこの本から学んで欲しい.
著者の福原俊一教授は米国内科学会上級会員(FACP)の称号を持つ優れた内科医であるとともに臨床疫学や統計学に秀でた教育者でもある.現在は京都大学大学院医学研究科教授,社会健康医学系専攻長,福島県立医科大学副学長として活躍されている.健康評価法SF36をわが国に導入し,臨床研究デザインを熱心に教えている人としても広く知られている.
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