特集 リハビリテーションとpharmacology
今月のハイライト
pp.1225
発行日 1997年11月10日
Published Date 1997/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108517
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リハビリテーション医療において薬物療法は重要な治療法のひとつであり,薬剤の使用により患者の心身機能が大きく改善した経験をもっ医療関係者は少なくないであろう.障害者は,その障害をもたらした基礎疾患のほかにもさまざまな併存疾患を有していることが多く,使用する薬剤も多岐にわたるが,そのなかでも神経・精神系に作用する薬剤の使用頻度は高いと考えられる.また,神経・精神系に副作用をもたらす可能性のある薬剤は多く,特に高齢者では薬剤の使用に注意しなければならない.今回の特集は,薬物療法の基礎となるpharmacology(薬理学)を取り上げ,リハビリテーション医療と密接な関係にある神経機能・精神機能と薬剤や脳内伝達物質との関連を中心に解説していただいた.難解に感ずるところもあるだろうが,薬物療法の基礎知識を深めて臨床に役立てていただきたい
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