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編集後記
大川 嗣雄
pp.753
発行日 1988年9月10日
Published Date 1988/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105928
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8月の18日にこの原稿を書いています.今夏は少くとも京浜地区では異常気象としかいいようのない7月,8月でした.8月にまでずれ込んだ梅雨明け,8月に入ってからの台風や熱帯性低気圧による連日の降雨と低温という状態でした.この号が皆様の御手元に届く頃には,9月らしい爽やかな風が吹いていることを期待したいと思います.
さて,本号は成人脳性麻痺の特集をお送りします.脳性麻痺のリハビリテーションは,我が国では脳性麻痺児のリハビリテーションとして,肢体不自由児施設を中心に発展して来ました.しかし,昭和70年代からは,施設に入っている脳性麻痺者の高齢化,アテトーゼ型にみられる頸椎症脊髄症の問題がクローズアップされて来ました.とはいうものの,実際には,成人脳性麻痺者のリハビリテーションの体系は,システムの上でも,治療学的観点からも確立されていません.
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