Japanese
English
研究と報告
小児の行動評価(第2報)―6・7歳児のアンケート調査結果より
Study on Behaviors of Children (the 2nd report).
野村 忠雄
1
,
粟森 由香
1
,
右田 俊
2
,
林 律子
3
,
山根 早百里
3
,
角田 明美
3
,
大沢 都
4
,
奈良 進弘
5
Tadao Namura
1
,
Yuka Awamori
1
,
Toshi Migita
2
,
Rituko Hayashi
3
,
Sayuri Yamane
3
,
Akemi Tunoda
3
,
Miyako Osawa
4
,
Nobuhiro Nara
5
1金沢大学医療技術短期大学部
2金沢市泉野保健所
3石川整肢学園
4金沢大学医学部整形外科
5鹿児島大学医療技術短期大学部
1School of Allied Medical Professions, Kanazawa University.
2Izumino Public Health Center, Kanazawa City.
3Ishikawa Children's Orthopedic Center, Kanazawa.
4Department of Orthopedic Surgery, School of Medicine, Kanazawa University.
5School of Allied Medical Professions, Kagoshima University.
キーワード:
小児
,
行動
,
評価
Keyword:
小児
,
行動
,
評価
pp.457-463
発行日 1988年6月10日
Published Date 1988/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105839
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はじめに
6・7歳の頃の小児の行動一般についての調査は必ずしも多くはない.7歳児について既にわれわれは「落ち着きがない」「感情が不安定」と感じられる児童が20~25%に見られることを報告し,また,乳児期に姿勢・運動面での協調障害を認めた子供が,7歳頃に微細運動や認知面,情動面等に問題を発現する率が他より高いことを指摘してきた1).
今回は,過去4年間,われわれが行ってきた6歳児と7歳児の行動一般についてのアンケート調査の結果を報告し,性別,出生時および乳児期での問題との関わりで6・7歳児の発達についての問題を考察したい.
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