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編集後記
大川 嗣雄
pp.651
発行日 1985年8月10日
Published Date 1985/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105439
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久し振りにリハビリテーション看護の特集を組むことが出来た.リハビリテーション医療の中における看護の重要性は筆者が説明するまでもないことである.しかし,わが国にリハビリテーション医療が実際に導入されて以来,看護の報告や論文を今までに見ることが著しく少なかった.稀に出会うことの出来たリハビリテーション看護の文献も,非常に狭い範囲の経験を文にしたものか,外国の論文を直訳したとしか思えない日本という現場を無視した文章でしかなかった.このような状況から,今回の特集は脱却し得たのであろうか.
その結論は読者各位の判断に任せる以外ないのであるが,筆者はわが国にも次第にリハビリテーション看護がたしかな歩みをしていることが感じとれたように思われる.
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