追悼
静かな勇士 小池文英先生
坂口 亮
1
1心身障害児総合医療療育センター
pp.767
発行日 1983年9月10日
Published Date 1983/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105035
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小池先生の左耳下部にできた腫瘍がわずか1年の経過で先生の命を奪ってしまった.始めはそう目立たぬ腫脹で,時に刺すような痛みもあった由,諸検査を経て昨年8月半ば摘出手術を受けられた.診断は扁平上皮癌と仄聞した.説明はどのようにされたか,御本人は化学療法も受けていると淡々と語られた.当時先生は全くお元気で,我々の心配を尻目に,退院早々10月初めオランダのリハ会議に出席して役を果された.
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