学会印象記
第49回日本リハビリテーション医学会
川手 信行
1
1昭和大学保健医療学部リハビリテーション医学
pp.1368-1369
発行日 2012年10月10日
Published Date 2012/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552103716
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第49回日本リハビリテーション医学会が,2012年5月31日~6月2日にかけて,福岡県福岡市にある福岡国際会議場・福岡サンパレスにおいて,蜂須賀研二会長(産業医科大学リハビリテーション医学講座)のもと開催された.先の東北大震災の影響のため,第48回大会開催が延期され,その約半年後の開催でありながら,多くの学会会員が参加され盛大に行われた.
今回の学会は,「社会参加・職場復帰を目指して」がテーマとして掲げられた.産業医科大学が主幹の学会とあって,「産業医学とリハビリテーション」,「産業医科大学による福島原発復旧作業に従事する労働者に対する健康支援活動」などの特別講演や「障害者の社会参加と職場復帰」,「社会参加を目指した新しい地域リハビリテーションの在り方」などのシンポジウム企画が加わり,職業復帰・地域参加を中心とした講演・シンポジウムが多く,まさに産業医科大学の建学精神に根ざしたテーマであり,これからのリハビリテーション医学の目指すべき指針となる学術集会であった.
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