特集 人工関節置換術後の理学療法
人工関節置換術後疼痛—人工膝関節
岡 智大
1
Tomohiro OKA
1
1大阪保健医療大学保健医療学部リハビリテーション学科理学療法学専攻
キーワード:
chronic persistent surgical pain
,
CPSP
,
急性痛
,
術後疼痛の要因
,
在院日数の短縮化
Keyword:
chronic persistent surgical pain
,
CPSP
,
急性痛
,
術後疼痛の要因
,
在院日数の短縮化
pp.792-797
発行日 2022年7月15日
Published Date 2022/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551202728
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人工膝関節置換術の術後疼痛について,急性期,回復期,慢性期に分類して説明する.急性期では徹底した炎症管理と膝関節周囲筋の筋スパズム改善,回復期では退院後の自己疼痛管理,創部や腫脹部位の癒着・滑走不全の改善,慢性期では他部位の疼痛・機能の改善,認知行動療法を併用した理学療法が有効である.各時期の術後痛の要因を正確に把握し,要因に適した理学療法を展開する必要がある.
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