特集 人工関節置換術後の理学療法
人工関節置換術後の軟部組織への考慮—人工膝関節
池野 祐太郎
1
Yutaro IKENO
1
1医療法人社団有吏会高畠病院
キーワード:
関節内進入法
,
筋スパズム
,
神経絞扼障害
,
術創部
Keyword:
関節内進入法
,
筋スパズム
,
神経絞扼障害
,
術創部
pp.807-812
発行日 2022年7月15日
Published Date 2022/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551202731
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変形性膝関節症(knee osteoarthritis,以下,膝OA)は関節軟骨や半月板,関節包,靱帯,筋などを含む関節構成体の退行性変化であり,軟部組織も影響している.膝OAに対する観血的治療では人工膝関節全置換術(total knee arthroplasty:TKA)が安定した長期成績であり,多く行われる.
TKAは軟部組織バランスを考慮して施行されるが,軟部組織の状態は個々の症例で異なるため,手術時の内容も確認する必要がある.術前から軟部組織の状態を評価,予測することは,術後の理学療法を行ううえで重要である.
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