Japanese
English
報告
少年野球選手の肩関節可動域の経時的変化—縦断研究
Two-year longitudinal changes in range of motion of the shoulder joint in youth baseball players
桑原 基宏
1
,
竹中 裕人
1
,
水谷 仁一
2
,
後藤 慎
3
,
伊藤 岳史
4
,
岩堀 裕介
4
Motohiro KUWABARA
1
,
Hiroto TAKENAKA
1
,
Masakazu MIZUTANI
2
,
Shin GOTO
3
,
Takashi ITO
4
,
Yusuke IWAHORI
4
1医療法人三仁会あさひ病院リハビリテーション科
2医療法人三仁会春日井整形外科リハビリテーション科
3医療法人三仁会師勝整形外科リハビリテーション科
4医療法人三仁会あさひ病院整形外科
キーワード:
少年野球選手
,
肩関節可動域
,
投球障害
Keyword:
少年野球選手
,
肩関節可動域
,
投球障害
pp.358-363
発行日 2022年3月15日
Published Date 2022/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551202619
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要旨 【目的】無症候性少年野球選手の肩関節可動域の2年間の経時的変化を調査すること.【方法】小学4年から6年生時と連続してメディカルチェックに参加できた45名を対象とした.肩関節90°外転位内旋角度(2nd internal rotation:2nd IR)・外旋角度(2nd external rotation:2nd ER)を計測し,2nd IRと2nd ERの和を,外転位総回旋角度(total rotation:2nd TR)とし,各学年による比較を行った.【結果】小学4年から6年生時までは非投球測に比べ投球側の2nd IRと2nd TRは有意に低値であり,5年生時と6年生時は非投球測に比べ投球側の2nd ERは有意に高値であった.【結論】非投球側に比べ,投球側の2nd TRと2nd IRの低下は小学4年生からすでに始まっており,6年生までに変化することはなかった.
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