特集 関節可動域評価のABC—治療計画につなぐ応用的解釈まで
体幹の可動域評価のABC
柿崎 藤泰
1
,
本間 友貴
2
Fujiyasu KAKIZAKI
1
,
Yuki HOMMA
2
1文京学院大学保健医療技術学部
2イムスケア カウピリ板橋
キーワード:
体幹の可動性
,
肋骨
,
胸郭
,
左右非対称性
,
ニュートラルポジション
Keyword:
体幹の可動性
,
肋骨
,
胸郭
,
左右非対称性
,
ニュートラルポジション
pp.151-156
発行日 2021年2月15日
Published Date 2021/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551202202
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Point
●体幹の可動域は胸郭アライメントの良・不良に依存する
●胸郭と骨盤との長軸関係の破綻は肋椎関節に回旋性の偏位を惹起し,脊柱においては運動性の連鎖および感覚性による反応が生じ,上位胸椎と下位胸椎においては相反した回旋性の偏りが形成される
●体幹の可動域評価の解釈には胸郭の詳細な機能評価が必要であり,胸郭における開始肢位に偏りのない「ニュートラルポジション」は体幹の可動域の確保に重要である
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