特集 現任研修—求められる臨床技能の習得
臨床技能の習得に必要な現任研修の実情と展望
2.発達障害領域に必要な臨床技能の考え方
清宮 清美
1
Kiyomi Kiyomiya
1
1埼玉県総合リハビリテーションセンター地域支援担当
キーワード:
発達障害
,
臨床技能
,
環境
,
生活
,
家族
Keyword:
発達障害
,
臨床技能
,
環境
,
生活
,
家族
pp.134-135
発行日 2017年2月15日
Published Date 2017/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551200787
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はじめに
日本に理学療法士が誕生して50年が経過した.当初の理学療法士の養成教育は,臨床現場にて即戦力として理学療法が実施できる人材の育成を目標として開始された.臨床実習は具体的な環境と対象者にあたりながら,学内で習得した知識や技術,医療専門職としての態度を含む総合的な実践力を養う場として現在も機能している.そして教育されたことを臨床で実践できる理学療法士となるためには,養成教育の延長線上にある臨床技能を習得するための現任研修が必須である.ここでは,主に発達障害領域で必要な臨床技能・現任研修について考察する.
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