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症例報告
慢性期脳卒中患者に対する知覚連動インサートの効果—シングルケーススタディによる検証
Effect of sensomotoric insole on chronic poststroke hemiparesis:a single-subject report.
大塚 公規
1
Koki Otsuka
1
1相澤通所リハビリテーション塩尻
キーワード:
知覚連動インサート
,
慢性期脳卒中
,
シングルケーススタディ
Keyword:
知覚連動インサート
,
慢性期脳卒中
,
シングルケーススタディ
pp.870-873
発行日 2015年9月15日
Published Date 2015/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551200333
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要旨:慢性期脳卒中患者を対象に知覚連動インサートを用い,歩行能力に改善が得られるかを検討した.発症から48か月経過した脳卒中患者1名を対象とした.知覚連動インサートを作成し,未使用時と使用時をそれぞれ5週間ずつ設け,10m最大歩行速度,歩幅の変化についてシングルケーススタディ(ABAB法)を用いて検証した.また歩行をビデオ撮影し,視覚的に歩容の変化を評価した.未使用時と比較して使用時に歩容の変化を認め,最大歩行速度,歩幅に有意な改善を認めた.知覚連動インサートは慢性期脳卒中患者の歩行能力を改善させる可能性が示された.
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