特集 老年症候群と理学療法
EOI(essences of the issue)
pp.375
発行日 2014年5月15日
Published Date 2014/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551106626
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日本は世界で唯一の超高齢社会となり,臨床に働く理学療法士も高齢者特有の症状や徴候により評価や効果判定に困難を感じたり,目標設定に難渋したりするケースを多く経験するようになった.対象者自身も「歳のせい」と症状を軽視したり,理学療法の効果にあきらめを感じてしまっていることも少なくないと推測される.高齢者医療や介護問題が社会的にも注目されるなかで,超高齢社会に働く理学療法士が科学的根拠に基づく理学療法を実践していくために,高齢者特有の症状や徴候(老年症候群)を正しく理解することは必須である.本特集は,高齢者特有の老年症候群を理解することが高齢者医療・介護・福祉での理学療法の質の改善の一助になることを期待して企画した.
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