TREASURE HUNTING
生活の場で重症心身障害児を支える―斉藤恭子さん(千葉市児童相談所)
編集室
pp.125
発行日 1999年2月15日
Published Date 1999/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551105246
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マスコミを賑わす新しい年の「キーワード」もどうやら去年と同じ.「市場原理」「競争」「グローバルスタンダード」….凄まじいばかりの社会変動の大波にもまれ,そんな原理に立った視角からは見えにくいのが障害児(者)や高齢者など「社会的弱者」の問題だろう,リハビリテーション関連従事者は,優勝劣敗の法則が羽振りをきかしている現実から,決して目を逸らすわけにはいくまい.
今月ご紹介する斉藤恭子さんは児童相談所に働く理学療法士.社会から見えにくい場所で慎ましく生活している重症心身障害児とその家族の支援に情熱を注いでいる.児童相談所に理学療法士が配置されている例は全国的にも珍しいものと思われるが,これも理学療法士の職域の拡大を示す現象といってよいだろう.
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