初めての学会発表
学会発表奮闘記in埼玉
吉野 真紀代
1
1亀田総合病院リハビリテーションセンター
pp.672-673
発行日 1997年9月15日
Published Date 1997/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551104840
- 有料閲覧
- 文献概要
はじまり
1994年夏,房総半島では照りつける日差しのなか,海水浴の観光客で溢れていました.外の喧騒とは全く違う静かな病院のなかで,我々は採血(とはいっても,確保してあるルートから一定時間,一定量を採取し試験管に移すといった単純作業なのであるが……)の練習をしていました.注射器,駆血帯,三方活栓など初めて触れる機器を使用し,絵の具で染めた液体を血液に見立てての練習,気がつけばテーブル上一面漏れた液体で真っ赤な状態,これを私たちの血液で行うのだ……,そう思うとぞっとしました.そして,リンパ管シンチグラフィー(RI)を用いて乳癌術後上肢リンパ流の経時的変化をみる目的で研究を開始しました.
Copyright © 1997, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.