特集 チームワーク
EOI(essences of the issue)
pp.153
発行日 1997年3月15日
Published Date 1997/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551104729
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同一職場の理学療法士同士や他職種間,あるいは職場外とのチームワークの善し悪しが医療サービスに重大な影響を与えることについては論を要さない.しかしながら実際にチームワークが満足できるほどにうまく取れているという状況はさほど多くないように思う.それでいて職場に出ると,チームワークとは何であり,どのような体験であり,チームワークには何が大切で何が阻害要因となるかなど改めて考えることは,チーフの立場にならない限りまずない.養成教育の過程でもそのノウハウについては教えない.いまさらということなのであろうか.あるいはチームワークの概念自体があまりに漠然としていることも要因の1 つになっているのかもしれない.さらには専門家集団で,特に個人個人の責任の比重が大きいとそれだけチームワークを取るのが難しいようにも思われる.
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