--------------------
編集後記
松村 秩
pp.724
発行日 1994年10月15日
Published Date 1994/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551104120
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
脊髄損傷者の社会参加とQOLの向上について特集した.イギリスの場合を新藤氏にお願いした.幾つかの相違点と日本の後進性が明らかにされた.
まず第一に,イギリス社会では,もはや脊髄損傷者を特に障害者としてカテゴリ化しなくなり,脊髄損傷者の統計は社会的には無意味になった点である.そして彼らの社会参加はその意志に従って,原則自由となった.それだけリハビリテーションにおける実効性そのものが,セラピストと障害者にとって重要になっている.
Copyright © 1994, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.