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特集 老人保健施設の理学療法
老人保健施設の現況―富山県および当施設の場合
Physical Therapy in the Health Service Institution for the Aged: Present State of Health Service Institution for the Aged; That of Toyama Prefecture and Toyama Rehabilitation Home
桝谷 敏夫
1
Toshio MASUTANI
1
1老人保健施設富山リハビリテーションホーム
1Toyama Rehabilitation Home.
pp.529-533
発行日 1992年8月15日
Published Date 1992/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551103562
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Ⅰ.初めに
老人保健施設の目的は寝たきりなど要介護老人のquality of lifeをいかに維持,向上させるかにあり,長生きしてよかったと実感できる環境作りにあると思われる.
現在,全国で老人保健施設の整備が着々と進んでいるが,そこに勤務する医療従事者の確保については十分と言える段階ではない.
富山県の老人保健施設の整備率は全国で上位を占めているが,その急増により地域によってはマンパワー不足が生じている.
1991年10月には各施設間の連携とより良い環境作りとを行ない,老人保健施設の使命を果たすべく富山県老人保健施設協議会が発足し,その中に,管理,事務,看護・介護,理学療法士・作業療法士,相談指導員,栄養士の6部会が設けられた.
以下,1992年3月に県内の老人保健施設に対して行なったアンケート調査の一部の紹介および開設以来1年6か月経過した本老人保健施設富山リハビリテーションホームの現況について,若干の私見を加えて報告する.
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