雑誌レビュー
“Physiotherapy”(1989年版)まとめ
岩崎 富子
1
1信州大学医療技術短期大学部
pp.849-853
発行日 1990年12月15日
Published Date 1990/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551103165
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Ⅰ.初めに
英国の理学療法士協会が発行する“Physiotherapy”の1989年度版の総論文数は96編である.総説的論文が多く,研究論文が少ない.分野は多岐にわたり,分類すると,物理療法関係4編,スポーツ関係4編,痛み・ストレス関係6編,マニプレーション8編,片麻痺関係4編,整形疾患の運動療法6編,肺理学療法4編,その他の運動療法12編,車いす・補助具・機器紹介・用具考案14編,教育関係5編,管理・運営,理学療法業務11編,その他18編である.研究論文は6編(目的,方法が明確で,結果のデータが記載され,考察もなされている論文を研究論文とした.)で,基礎実験的研究は皆無で,臨床に密接したテーマの研究である.
特集は痛みとストレス,片麻痺,マニプレーション,スポーツにおける理学療法の4題目についてであった.以下に分野別の論文を紹介する.文中の[( ) ]は論文の掲載号数とページ数を示す.
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