Japanese
English
症例報告
遠位上腕二頭筋腱断裂術後の早期理学療法の経験
A case report of early physical therapy after repair of distal biceps brachii tendon rupture.
岡 徹
1
,
黒木 裕士
2
,
古川 泰三
3
,
水野 泰行
3
Oka Toru
1
1京都警察病院理学療法室
2京都大学大学院医学研究科人間健康科学専攻
3京都警察病院整形外科
キーワード:
遠位上腕二頭筋腱断裂
,
早期理学療法
,
腱修復術
Keyword:
遠位上腕二頭筋腱断裂
,
早期理学療法
,
腱修復術
pp.895-898
発行日 2008年10月15日
Published Date 2008/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551101280
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要旨:遠位上腕二頭筋腱断裂は比較的まれな疾患であるため,これまでに術後の理学療法についての詳細な報告はない.本症例は手術による固定が良好であったので,早期より理学療法を開始した.その結果,術後12週で肘屈曲筋力は健側比100%まで回復し,スポーツ復帰が可能となった.遠位上腕二頭筋腱断裂術後の理学療法は,手術での固定性などに注意して早期より開始することで,機能回復を促すことができると考える.
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