症例報告
臼蓋骨切り術後15年で生じた肩腱板断裂の1例
熊谷 匡晃
1
,
太田 喜久夫
2
,
福井 直人
3
,
林 典雄
4
Kumagai Tadaaki
1
1松阪中央病院
2松阪中央病院リハビリテーション科
3松阪中央病院整形外科
4吉田整形外科病院
キーワード:
臼蓋骨切り術
,
腱板断裂
,
拘縮肩
,
理学療法
Keyword:
臼蓋骨切り術
,
腱板断裂
,
拘縮肩
,
理学療法
pp.274-277
発行日 2005年3月1日
Published Date 2005/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551100059
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Loose shoulderに対する臼蓋骨切り術(glenoid osteotomy)については疼痛,不安定感,ROM,筋力,ADLの改善において良好な成績が報告されている1).今回,臼蓋骨切り術後15年で生じた腱板断裂例の理学療法を経験したので,そこに至った経過,理学療法の進め方について若干の文献的考察を加えて報告する.
症 例
症例は42歳の女性である.診断名は左肩腱板断裂,左上腕二頭筋長頭腱断裂,左凍結肩,左変形性肩関節症である.
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