増刊号 病理組織・細胞診のための日常染色法ガイダンス
12.生体色素の日常染色法
a)胆汁および胆汁色素の染色法
ホール法
栁田 美樹
,
芳賀 美子
pp.861-863
発行日 2001年6月15日
Published Date 2001/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543905914
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目的
ホール法(Hall method)は胆汁色素(bile pigment)を染め出す染色法である.
胆汁色素は血色素由来の色素(hematogenous pigment)であり,ヘモグロビンのヘム(heme)の異化による黄褐色の胆赤素(ビリルビン,bilirubin)と,胆赤素を酸化してできた緑褐色の胆緑素(ビリベルジン,biliverdin)がある.それらは細胞内または間質に沈着する.
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