増刊号 血液検査実践マニュアル
Part 2 血球計数検査
1.血球計数検査
4)用手法の実際 b)白血球数
氏家 幸
1
1慶應義塾大学病院中央臨床検査部
pp.685
発行日 2000年6月15日
Published Date 2000/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543905421
- 有料閲覧
- 文献概要
はじめに
血球数算定(視算法)は,従来メランジュールを用いる方法で施行された検査であるが,感染の危険の可能性があり,メランジュールは使用せずピペットを用いる方法に改良された.自動血球計数装置を用いて血球計数を行う場合,EDTAによる血小板凝集(偽性血小板減少),有核赤血球(赤芽球)の存在,クリオグロブリンの混在などにより白血球数を正確に測定できない検体に遭遇する.このようなときには視算法で白血球数をカウントしなければならない.
Copyright © 2000, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.