マスターしよう検査技術
IgG-RF(IgGリウマトイド因子)検査法
吉野谷 定美
1
,
三上 恵世
1
1東京大学医学部附属病院検査部
pp.995-999
発行日 1994年11月1日
Published Date 1994/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543902169
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IgG-RFは従来のリウマトイド因子検査法であるRAテストと比較すると,感受性で劣っている.すなわち,慢性関節リウマチ(RA)で約50%の陽性率である.しかし,病因的な意味からははるかに重要である.特に,関節液中では95%以上の陽性率であり,関節炎と強く関連する物質であると考えられており無視できない検査である.RAテストと同時に検査することにより,RA診断の正確性が向上する.
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