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機能性食品とアレルギー
岩本 逸夫
1
1千葉大学医学部第2内科
pp.943-944
発行日 1993年10月1日
Published Date 1993/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543901711
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■機能性食品とは
従来,食品は栄養素として位置づけられてきたが,最近,食品の生体防御(免疫系),代謝調節,疾病の予防における役割が注目されてきた.このような食品の生体調節機能をより効果的に発揮するように加工された食品を機能性食品と呼んでいる.機能性食品には生体調節機能を有する成分を強化した食品ばかりでなく,生体にとって有害である成分を除去した食品も含まれる.後者の例としては,フェニルケトン尿症における脳障害の原因物質であるフェニルアラニンを蛋白質から酵素的に除去した低フェニルアラニンペプチド食がある.
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