増刊号 尿検査法
II.各論
23.微生物検査
1)尿路感染症と原因微生物
(4)特殊な微生物による尿路感染症
吉田 正樹
1
,
柴 孝也
1
1東京慈恵会医科大学第二内科
pp.268-269
発行日 1992年5月15日
Published Date 1992/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543901147
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はじめに
尿路感染症は,一般に尿中の微生物の定着と,腎から尿道に至る尿路系臓器組織の感染と定義される.一般的には細菌が多いが,酵母菌,真菌,クラミジアやウイルスも認めることがある.そのなかでも,表1に示されるようにクラミジア,ウレアプラズマ,トリコモナス,カンジダなどさまざまな微生物が尿路感染症の原因となる.
以下,特殊な微生物による尿路感染症について略記する.
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