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                                    ウエアラブルデバイスの活用において知っておきたい注意点と今後の展望
                                    
                                    
                            
                            
                        
                
                
                            
                            
                                
                                    
                                        
                                            
                                                木村 雄弘
                                            
                                            1
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            
                                        
                                    
                                
                                
                                    
                                
                            
                        
                
                
                
                  1慶應義塾大学医学部内科学教室循環器内科
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                            
                            
                        
                
                            
                            
                        
                
                pp.840-843
                
                
                
                  
                  
              
              
              
                  発行日 2023年8月1日
                  Published Date 2023/8/1
                
                
                
                DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543209058
                
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はじめに
コロナ禍による社会変化は,運動不足による生活習慣病の増悪や,巣ごもりによる筋力低下の高齢者の増加をもたらした.それと同時に,自らの生活を立て直すためのツールとして,ウエアラブルデバイスを活用しようとする人が,年齢を問わず増加した.Apple Watchはウエアラブルデバイスの1つであり,このアプリケーションは,医療機器として心房細動の可能性を示唆するだけでなく,心電図も記録できる.これまでは症状のあるときに病院を受診して,臨床検査技師による医学検査を受けなくてはならなかったが,気になるときにいつでもどこでも誰でも自分の腕で心電図を記録できるようになった.しかしこれは,病院の検査とウエアラブルデバイスのアプリケーションを同等に解釈できるということではない.健康のためにウエアラブルデバイスを安全に有効活用するためには,両者の違いを認識し,医療従事者と患者が共通の認識でこれらを扱う必要がある.本稿では,循環器診療におけるApple Watch活用の基本的なリテラシー構築を目指したい.

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