技術講座 一般
穿刺液検査(胸水・腹水)
保科 ひづる
1
1諏訪中央病院技術部検査科
pp.1326-1331
発行日 2021年12月1日
Published Date 2021/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543208562
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Point
●穿刺や検査は,貯留の原因や治療目的のため,漏出性や滲出性の判断に用います.
●検体の外観を示す色調・混濁・性状の観察は重要で,診断に結び付く所見となります.
●胸水はLightの基準,腹水は血性−腹水アルブミン濃度差(SAAG)が診断に用いられます.
●特発性細菌性腹膜炎(SBP)は,細胞数と好中球が重要になり,腹水の好中球数≧250/mm3が治療に使用されます.
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