連載 人の心に寄り添う医療人になる・18
本気で生きるから楽しい—調理場という戦場「コート・ドール」斉須政雄の仕事論
斉須 政雄
1
,
山藤 賢
2
1コート・ドール
2昭和医療技術専門学校
pp.764-772
発行日 2017年7月1日
Published Date 2017/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543206900
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
編集室:本日は,どうぞよろしくお願いいたします.私は先ほど,初めてこちらのお料理をいただきましたが,本当においしかったです.まず,山藤先生,この店,コート・ドールや斉須シェフとのつながりについて教えてください.
山藤:はい,まずはシェフ,本当においしい料理をご馳走様でした.今日は張り切って蝶ネクタイできています(笑).いまここでシェフと対談しているのは実は不思議な縁でして,以前,医学書院の別の雑誌で臨床検査技師教育に関しての執筆依頼があったんですね.その際に,編集担当の方が私の書いた文章を読んで,「斉須シェフの本『調理場という戦場』を読んだときのことを思い出しました」と言われたんです.大変失礼ながら私はこの店も斉須シェフも存じ上げていなくて,早速買ってその日のうちに一気に読み上げたのですが,ここ数年読んだ本の中で一番共感し,感動しました.その日のうちにお店の予約をし,次の日にここに来たんです.そしてお食事をいただき,あまりのおいしさに驚き,書籍にサインもいただきました.その後,大好きな店として通っています.書籍はそもそもベストセラーで著名な本なのですが,うちの法人の職員たちにも読ませ,その感想をシェフに返したりもしています.今回たまたま医学書院でまた違う連載をしているところで,編集室のほうから,「サービス業の方の話も参考になるので,ぜひやりましょう」と提案いただき,今回こういうインタビューができるというのは,すごく縁と幸せを感じています.本日は,ざっくばらんなところで,ぜひお願いします.
Copyright © 2017, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.