Laboratory Practice 〈一般・管理〉
尿沈渣領域におけるバーチャルスライドの活用法
佐伯 仁志
1
1国立病院機構東近江総合医療センター研究検査科
pp.500-503
発行日 2017年4月1日
Published Date 2017/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543206834
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに
バーチャルスライドとはスライドガラス標本の全体または一部をデジタル画像に変換することで,視野移動や鏡検倍率の変更を可能にし,コンピューター上で実際に顕微鏡を鏡検しているかのように見える“仮想顕微鏡”のことである.医療機関では,病理診断部門においての使用が圧倒的に多く,施設内での病理組織標本や細胞診標本のデジタル化保存および電子カルテとの連携,病理医不在施設における遠隔病理診断や症例のコンサルテーション,さらには医学研究や教育にも使用されており,近年急速に普及している.
Copyright © 2017, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.