技術講座 一般
尿中に寄生虫が検出されたときの考え方,対処法
福富 裕之
1
1株式会社昭和メディカルサイエンス検査部
pp.1230-1234
発行日 2016年12月1日
Published Date 2016/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543206687
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Point
●尿中に寄生虫がみられた場合には,それが治療対象とすべき寄生虫なのか,外部からの混入物なのかを見極めることが重要です.
●尿には消化管に由来する寄生虫や,外陰部付近に寄生する外部寄生虫の混入がみられることがあります.
●由来不明の生物が検出された場合には,混入経路を突き止めることで,他の寄生虫疾患の診断のきっかけや,検査室の衛生管理や検査手技の見直しに結びつくことがあります.
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