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カルパイン
神奈木 玲児
1
1京大臨床検査医学
pp.281-282
発行日 1989年3月1日
Published Date 1989/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543205565
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カルパイン(calpain,EC 3.4.22.17)は,Ca2+依存性のシステイン・プロテイナーゼの総称である.研究者によってCANP(Ca2+-activated neutral protease)と呼ばれる場合もある.中性付近のpHで働くCa2+依存性の細胞内蛋白質分解酵素である.
初めて記載されたのは古く1964年であるが,近年Ca2+イオンが細胞内の情報伝達のメディエーターとして重要であることが判明するに伴って,Ca2+で引き金が引かれる一連の反応を触媒する酵素のうちの一つとして注目されている.
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