技術講座 血液
α2PI・プラスミン複合体の測定
緇荘 和子
1
1東京医科大学臨床病理学教室
pp.1585-1588
発行日 1989年12月1日
Published Date 1989/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543205274
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サマリー
α2-プラスミンインヒビター・プラスミン複合体(PIC)は,血中のプラスミノゲンの活性化,すなわち線溶系の活性化が亢進していることを示す分子マーカーである.ここでは酵素免疫測定法によるPICの測定法について紹介した.臨床応用への研究が現在行われているが,PICはDICの診断・治療などにおいて重要な分子マーカーとなりうるものと思われる.
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