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Ziehl-Neelsen染色
丹波 泰子
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1大東医学技術専門学校臨床検査科
pp.1042-1043
発行日 1987年8月1日
Published Date 1987/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543204239
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抗酸菌には,結核菌やライ菌(Mycobacterium属)などが含まれ,いったん染色されると酸やアルコールで脱色されにくい性質(抗酸性)を有している.この性質を利用した染色が,抗酸菌染色である.
Ziehl-Neelesen染色は,ドイツの細菌学者Franz Ziehl(1859〜1926)と病理学者Friedrich Karl Adolf Neelsen(1854〜1894)によって考え出され,抗酸菌染色の中の代表的な染色法の一つである.その他の染色法については表のとおりである.ここでは,Ziehl-Neelsen染色について述べる.
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