臨床生理検査と技術 Ⅶ 呼吸機能検査
[3]呼吸機能検査法と判定基準
[F]気道抵抗
宮里 逸郎
1
1東京医科歯科大学医学部附属病院検査部
pp.622-623
発行日 1987年4月15日
Published Date 1987/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543204125
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気道に気流が生ずると,向き,気体の性質,流れかたなどにより気道抵抗(airway resistance:Raw)を生ずるが,この性質を粘性抵抗(R)といい,〈空気の通りにくさ〉を表す.これは前記の呼吸抵抗(Rres)と異なり,単に気道入口部と肺胞間の粘性抵抗を示すので気道抵抗という.測定には体プレチスモグラフが用いられる.プレチスモグラフとは容積変動記録を意味し,測定のしかたにより圧型,容積型,圧量型などがある.
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