コーヒーブレイク
慌ただしく過ごした今年の夏
O. T.
pp.1245
発行日 1986年11月1日
Published Date 1986/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543203897
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7月24日から3日間,故郷の富浦町は夏祭りである.今年はこの付近に休暇を申込んだ.7月初めの頃,実家に電話をすると,母は腰がすごく痛いと元気がない.日頃,腰痛の持病があったので,二,三日休養すれば治るだろうと思っていた.ところが次の電話では,足のつけ根から膝上の部分がはれてきて,腰と足が痛く,歩くのも大儀だという.病院で診てもらうよう話して電話を切ったものの,神経痛にしては様子がおかしい.友人や知り合いの先生に伺ってみたが,はっきりしない.数日後の電話で,整形外科の病院に行ったら「ウイルスが腰の神経に入ったためで,必ず治るが大部日数がかかる.足のはれもつま先の方まで広がるかも知れない.しばらく毎日注射に来るように」と言われたとのことであった.毎日,血管の中に注射するのは気がすすまないというので,上京して専門の先生に見てもらうことにした.
その結果,ヘルペスと診断され,入院して治療することになった.母の入院で故郷行きは中止となり,3日間の休暇は図書館通いに費やされた.
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